−厄除元三慈恵大師一千年 御遠忌記念事業− 昭和59年4月完成
厄除元三慈恵大師一千年御遠忌を記念して建立された「金銅(きんづくり)大梵鐘」は、
人間国宝香取正彦先生によって謹製され、日本一大きな金の梵鐘(つりがね)で、
直径 1.15メートル、重量約2トン、黒塗りの切妻造りの鐘楼(しょうろう)に収められている。
鐘身の片面中央(池の間)に円相(えんそう)をつくり、中に一切衆生の願望を満たし苦しみを救ってくれる、
蓮台上に座る如意輪(にょいりん)観世音菩薩(厄除大師の御本地)
− 立てひざをして、頬杖をつき、一つの手に如意宝珠、またの手に 法輪をもって人々にやさしく語りかけている −。片面には同じく円相内に如意輪観音の種字(子)であるキリークをあらわす。 そして撞座の左右に男女の童形合掌像が配置されている。